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認知症の診断を受けた後、10年間の引きこもりだった方が、4カ月で改善!

[2024.10.11]

対応施設

社会福祉法人正吉福祉会 杜の風・上原 (東京都渋谷区)

入所当初の状況

  • 男性 92歳 要介護2 妻、長女と3人暮らし(妻が主介護者)
  • アルツハイマー型認知症と診断を受け、その後、一歩も外出してない状況
  • 妻に疲労も見られたため、3週間のショートステイ利用を決めた

改善の経過

  入所前の状態 ケア 3週間後
移動 歩行不安定 シルバーカー歩行、パワーリハ

歩行安定

食事 1日2食、柔らかめ 高カロリーゼリー、義歯作成

体重増加

水分 600㎖ こまめな声かけ、ゼリー提供 1600㎖ 覚醒良好
排泄 尿失禁あり、間に合わない 排泄リズムの確認 失禁なし
意識 幻覚、興奮、拒否   行動・心理症状 消失

取り組みのポイント

閉じこもりによる廃用症候群の場合、栄養、水分量を増やし、運動を適切に行う事で、本来の機能まで、回復する可能性は非常に高いのです。適切な水分量を摂取することで、認知症による行動・心理症状(幻覚、興奮、拒否)も改善し、日中起きている時間が長くなり、夜間も良眠できるようになります。排尿や排便のリズムを確認し、トイレに間に合うような環境を整えることで、失禁やリズムも整います。ショートステイ退所後は、屋外を散歩したり、妻との時間、娘や孫との交流ができようになっています。

改善後の状態

回復後は、お孫さんとお祭りに参加できるまでに回復しました。

担当スタッフの声

当初、ショートでのケアという点で私たちもどこまで改善できるか心配はありましたが、アセスメントとケアの立案を丁寧に行った結果、短期間での改善に繋がったように思います。奥さんの負担が軽減して夫婦お2人での時間ができ、ご本人だけでなくご家族に喜んでいただけたことが嬉しかったです。

施設のご紹介

杜の風・上原

住所 東京都渋谷区上原2-2-17
TEL 03-6407-4233
URL https://www.shoukichi.org/morinokaze/
事業内容 特別養護老人ホーム(指定介護老人福祉施設) 定員80名
短期入所生活介護事業(介護予防) 定員20名
居宅介護支援事業
通所介護事業(介護予防) 定員35名

私達は、ご利用者が暮らしたいと思う場所で生活が続けられることこそが、介護が必要となったご利用者の方々にとっての”自己実現”であると考えます。

フレッシュな気持ちで、地域の皆様に少しでも貢献できるよう尽力し、地域の皆様に愛され、親しまれる施設となれるよう、一生懸命努めてまいります

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